
なぜデジタル放送へ変わるのか
テレビ放送のデジタル化は
国の方針として進められている国家プロジェクトです。
では、なぜデジタル化する必要があるのか?
ここではそんな疑問についてお答えします。
現在の地上アナログ放送から地上デジタル放送へ
移行するのは利便性の向上だけが目的ではありません。
以下にテレビ放送をデジタル化するに至った
3つの主な理由をご紹介します。
理由@ 家庭の情報化の進展
ほとんどの世帯に普及していて
最も身近なメディア媒体はテレビです。
そのテレビでの放送を従来のアナログ放送から
デジタル放送にすることにより、デジタルテレビを
利用して誰でも簡単な操作で様々な情報を入手
しやすくする環境を整えることが狙いです。
パソコンに比べ、テレビの方が起動までの
時間や操作の容易さなど様々な点で馴染みやすい
メディア媒体と言えるでしょう。
理由A 電波周波数の有効利用
電波というのは周波数さえ変えれば無数にあるものだと
思われがちですが、実際に通信などに使用可能な周波数
というのはある一定の範囲に限られています。
しかし、現状での日本の電波事情は非常にひっ迫しています。
従来のアナログ放送に使用されているVHF・UHF帯に加え、
携帯電話の普及や無線を用いたブロードバンドサービスなどの
登場により周波数に空きがなくなってきているのです。
地上波テレビ放送をデジタルに統一することにより、
現在主に使われているVHF帯およびUHF帯の一部を
解放することができます。
また、デジタル放送は隣接した地域で同じ周波数の
放送電波を用いても、混信の影響が少ないため周波数の
使用帯域を大幅に縮小することが可能となります。
それによって、空いた帯域を他の通信に使用することが
可能となるため今後現れてくるであろう新たな通信サービスへの
利用にそなえることもできるのです。
理由B 記録媒体等のデジタル化
地上テレビ放送がデジタル化する理由の一つとして
様々なモノがデジタル化していることがあげられます。
現在では音楽や映画、書籍といった様々な情報が
デジタル化されていますが、テレビ放送は未だに
アナログ電波による放送を続けています。
ビデオテープからDVDへ。
カセットテープからCDや、MDへ。
といった具合に記録媒体だけを見てもデジタル製品が
主流となっている時代においてテレビ放送もアナログから
デジタルへと移行するのは必然といえるでしょう。